今回も中国の青島にある、別のトートバッグ製造工場の様子をご紹介していきます!
前回の記事はこちら
青島にはトートバッグだけでなく、紙袋や不織布バッグなどをメインに製造している工場も沢山あります。
レレカと提携し袋制作を依頼している海外工場も、青島に多く拠点を置いています。
今回訪問した海外工場は、日本の某大手メーカーでのトートバッグ製作をメインに行っているそうです。
サンプル置き場を拝見すると、日本で見たことのあるトートバッグが何種類も発見できました。
特にこちらの工場ではコットンとポリエステルを配合した生地をメインとし、袋の中は汚れないようPP加工をほどこしております。
また縫製に関しても、日本に出荷することを考え、細部まで丁寧に縫製しております。
これだけのクオリティで製作期間はなんと10日で50,000枚の製作が可能だとか。
高品質だけでなく、短納期にも対応することはどこの工場でもできる事ではありません。
トートバッグ製作の場合、袋の縫製にもっとも時間がかかります。
機械のみならず人の手も必要とするため、10日で50,000枚作れる技術は、工場と工場で働く人たちの並大抵ではない努力と技術の賜物といえます。
またコットンの特殊素材だけでなく、コルクやレーヨン生地をほどこし特殊な形状での製作も可能だそうです。
こちらの工場の優れた技術には、本当に驚きました。
レレカにお問い合わせいただくお客様は、100~500枚の小ロット製作をご希望のお客様も多くいらっしゃいますが、1000枚以上の中~大ロット製作をご希望のお客様も多くいらっしゃいます。
中~大ロットの製作では、枚数が増えるほど縫製や印刷に関しての問題が発生する可能性も増えてきます。
その点、こちらの工場では部門ごとに品質管理に力を入れていることはもちろん、一人当たりの生産性まで細かくしっかりと管理されていました。
具体的には、現在誰がどのような商品を製作しているのか、今どのような案件が何枚製作を行っているのかなど詳細までを管理しています。
工場内で 品質管理担当の人員を増やし、クオリティも重視している点にはとても感銘を受けました。
1枚1枚の細部まで細かに検品し、出荷の手配も自社で行う工場は、日本国内の工場でもなかなか見られません。
こちらの工場は日本との取引が70%以上で、日本語を話せるスタッフも沢山います。
日本語が話せないスタッフでも、トートバッグの製作を丁寧に行う姿には、この仕事に誇りを持っており、自信のようなものを感じました。
お客様に対する思いは、文化や風習に関係なく、ひとりひとりの熱意だとあらためて感じる工場見学となりました。