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トートバッグで大人気の「生成り」って何!?

トートバッグコラム

トートバッグで大人気の「生成り」って何!?

トートバッグで大人気の「生成り」って何!?

「生成り」って聞いたことありますか?

突然ですが、皆さんは「生成り(きなり)」という言葉をご存知でしょうか?
もちろん!という方もいれば、?マークが浮かんでいる方もいるのではないでしょうか?

レレカではトートバッグのオリジナル製作を手がけている関係上、「生成り」というワードは頻繁に用います。

ですが、一般的にはあまり使われる機会の少ない言葉なので、まったく知らないという方も多いと思います。

今回はそんな「生成り」について、少し掘り下げてご説明しようと思います。
バッグ製作に限らず、「生成り」にいまいちピンっとこない方は要チェックです!

そもそも生成りって何?

そもそも「生成り」と言われてもさっぱりわからない!という方のために、まずは「生成り」というのはなにを指す言葉なのか、簡単にご説明します。

生成りとは、糸や布地のうち漂白を施していないものを指します。
また、そのような生地独特の色合いを「生成り色」という風に言われます。
他には少し違った意味合いで『生地そのまま、飾り気のない状態のもの』を表す言葉とされることもあります。

つまりざっくりと言い表わせば『自然の風合いを活かしたナチュラルな布地や色』といって差し支えないでしょう。
カラフルなアイテムと異なり、その柔らかい風合いと何にでも合わせやすい色合いが特徴で、シーズンや流行り廃りがなく常に人気のアイテムです。

生成りの特徴

そんな生成り(の生地)が持つ主な特徴は

などが挙げられます

植物が原料で一つ一つ風合いが異なる

生成り生地はもともと植物の繊維を素材としています。
生成り生地をよ~く見てみると生地に黒い斑点模様が確認できますが、
その正体は実は原料となった植物の破片なんです。

生成りの生地は植物が原料で一つ一つ風合いが異なります

そのため、産地はもちろん、作られた時期や保存環境などによってもこの模様が変化してくるのです。
主張しすぎない、でもオリジナリティもしっかりとあるのが生成り生地の一番の特徴です。

使用するほどに風合いが変化していく

先に言ったとおり生成り生地は漂白していない分、使っているうちにちょっとずつ色が落ちてきます。

もちろん「1年経ったら真っ白に…」なんてことはありえませんが、新品のものと並べると変化がわかるくらいには変化します。
そのため、革製品などと同じように経年による変化も楽しめるという特徴があります。

生成りの生地は使用するほどに風合いが変化していきます

ただし、一方で洗濯などをしてしまうと急激に色合いが変化してしまう可能性があります。
過剰に洗濯が必要になるような用途には向いていないと言えるでしょう。

主張しすぎないため、どんなファッションにも合わせやすい色合い

生成りは植物由来のナチュラルな色合いが特徴です。
印刷を施した場合に印刷色と喧嘩をしない控え目な色ですが、白とは異なり個性もあります。
そのため、衣服やバッグなどの小物に生成りを使えば、
メインのファッションスタイルを邪魔することなく、かつオシャレな雰囲気が増す使い勝手抜群のアイテムになります。
主役を引き立てる名脇役ポジションですね♪

主張しすぎないため、どんなファッションにも合わせやすい色合い

生成り生地の隠れたメリット?カラー生地との比較

ここまでで生成り生地自体の特徴はおわかりいただけたかと思います。
ですがまだ隠れた特徴が一つあります。

それはズバリ『価格』です。
生成り生地は漂白していない生地なので、裏を返せばカラー生地と比べると工程が一つ少ないんです。
そのため生成り生地とカラー生地では原材料費が結構変わってきます。
価格はシンプルながらとても重要度が高い項目なので、これは嬉しいですよね♪

これは単にトートバッグを購入する際よりも、レレカで行っているようなオリジナルバッグをつくる際などに、より大きなメリットになってきます。
枚数次第では同じサイズ、仕様のバッグであったとしても万単位の価格差になることも珍しくありません。

そういった理由から、まだ生地の色などは決まっていないという方には生成り生地をオススメしています。
低価格、しかもオシャレ。まさにいい所どりです!

最後に

今回は「生成り」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

生成りはレレカのオリジナルトートバッグ制作においても、サイズや形状によらず常に人気がある仕様ですが、無着色の生地だからこその風合いや見た目、そして価格など大変魅力のつまった生地だからこそと言えると思います。

初めてご制作をされる場合などには特にオススメなので、もし生地選びで迷ったらぜひ生成りを選んでみてはいかがでしょうか?