RERECAで作るトートバッグは大半は「シルク印刷」という方法を採用しています。
シルク印刷をいう名前を聞いたことある方もいるかもしれませんが、印刷方法までわかる方は少ないかと思いますので簡単にご説明いたします!
気になる!シルク印刷とは
シルク印刷は版材に絹(シルク)の布を使った印刷方法です。
シルクスクリーン印刷と呼ばれており、絹目の間からインクをヘラで擦ることで適量押し出し、元版の空隙から印刷物にインクを乗せる印刷の方法です。
紙や布だけでなく、曲面にも印刷できるため様々な素材に印刷ができます。
シルク印刷のメリット
トートバッグにシルク印刷をすることのメリットとして、下記の3つがあります。
- 厚盛りが可能です。分厚いぶん、印刷がはっきりします!
- 気候の変化に強く、変形や変色がしにくい印刷方法です!
- 特色( DICかPANTONE)で希望いただければ、お好きな色で印刷可能です!
くっきりとした印刷の仕上がりで下地の色味の影響を受けにくいので、生地色が濃いめのトートバッグにも淡い色で印刷が可能です。
シルク印刷のデメリット
メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。デメリットは下記の3つになります。
- 0.5mm以下の細い線は印刷表現ができません。デザインの線を太くしていただく必要があります。
- 線と線の間が狭いと、印刷時にデザインがつぶれてしまいます。1mm以上線の間が必要です。
- 版画のように擦っていく印刷技法ですので、大量ロットをこなすのに時間がかかります。
1つ1つ手作業で印刷をしていくため、機械での印刷に比べると印刷の精度やスピードは課題があります。
しかしながら、他の印刷にない味のある仕上がりがシルク印刷の魅力です。
シルク印刷の色数について
トートバッグにシルク印刷をする際は、印刷の色数は何色でも可能ですが、印刷は色数が増えるほど版代や印刷賃が増えるので、そのぶんお値段が高くなります。また単色での印刷となるので、色味を混ぜたりグラデーションを入れたりすることはできません。
印刷色の指定については、PANTONEかDICの色番号でご指示いただくようにお願いしています。
両面印刷
シルク印刷は同じ柄であっても両面に印刷をするとそのぶん色数が増えます。
例えば、両面にそれぞれ1色印刷をしたとすると、それは片面に2色で印刷したのと同様の扱いになります。
いかがでしたでしょうか?
シルク印刷について少しわかっていただけましたか?
印刷の仕上がりやデータの作成方法に不安があれば、RERECAオペレーターに検討中のデザインをお見せください。印刷の色数や線の太さをご提案して、トートバッグの見積をさせていただきます。